ドッピオ怖い

人ってまあどんなに虫が苦手な人でもアリの一匹ぐらいだと平気だと思うんですけど、いや一匹たりとも許しはしねえ。すげえ怖い。こんなに怖いものは食べてしまおう。むしゃ虫ゃ。おい、見てみろ。野郎、怖い、怖いってアリを食ってやがる! なにー! アリにはギ酸が含まれていて、これが肌に触れると激痛、目に入ると失明、慢性的に摂取すると肝機能に障害をもたらすおそれがあるが、モカ豆の浅煎り・中煎りにもギ酸が含まれているから、それがあいつの味蕾を刺激したのかもしれねえな。なるほどねー。ここらで一杯、熱いエスプレッソが怖い。


終えてしまった。違うんです。エスプレッソは深煎りです! いや、そうじゃなくて。やり直させてください。まあ察しのいい人はもう気づいてるかもしれないんですけど、いっぱいいるとなると話は変わってくるぞ? っていうことあるじゃないですか。亡命とかホームステイとかニートとか1人だからなんとかしてやるが、100人は無理みたいな。バルタン星人も20億3千万人いたから人類と共存できなかったわけじゃないですか。態度や仕草やしゃべり方で、配慮の行き届かない部分がすげーあったら、はやくころすしかないじゃないですか。1人殺せば犯罪者だが、100万人殺せば英雄じゃないですか。全員殺せば神じゃないですか。あっ、これはいってることが逆ですね。不都合なので次の段落にいこう。


500字以上書いておいて、まるで話がすすんでない。ハンターハンターか。次会うときはお医者さんだね! オメーそれは最短でも4年会わねーってことか? 読者が再び彼を観たのは10年後でした……。あの野郎、結局、休載しやがって。だいたい普段から身体を動かしてるから、いざ椅子に座ってじっとマンガを描くなるとこうなるんだ!! 脱線やめろ。いやほんとのこというと、インターネットってそういうのを加速させませんか? ってこと。


いきなり加速の話をして、話を加速させただと!? いやね、たとえ嫌なことでも熟年離婚ぐらいまで耐えれたことが、インターネットでたまたまいーっぱいそういう場合に出くわして、「いい加減、力不足と役不足の使い方、覚えようよ!」とか「うあ、またよく分かってないのに通ぶった発言!」とかに過敏になるというかアレルギーしちゃうと思うんです。うちの弟はインターネットで「何かをやる+だ」系の言葉をよく見かけて、嫌いになったそうです。うーん、好き嫌いはよくないぞ。なんとかしなきゃだ!


で、まあ「友達がたまたまそういうことをいう人だった」ら、友達補正でそんなにいらいらしないかもしれない。というか耐えられないほどする人だったら友達やめてる。だけど、意思疎通ができるのはだいたい友達以上からなわけで、「漠然と存在するこういうことをする系の人たち」には届かないし、やめてもらえない。そもそも自分の怒りとは「『漠然と存在するこういうことをする系の人たち』の存在」みたいな、なんだかよくわからないものに向けられてるから、誰かに何をされてるわけじゃないのに怒りはそこにあるっていう哲学に突入して、うぎゃぁーちょっと休憩!


そこで差し出されるのが熱いエスプレッソってわけ。